2017.01.06

DWH製品開発への思い

こんにちは!医療ソリューション事業部のTakatuki です。

医療ソリューション事業部では、医療情報が簡単に二次利用出来るようなDWHの開発を進めています。

実はこのシステムを開発するため転職しました(笑)

なんでそこまでしてこのシステムだったんだろう?って、改めて考えてみました。

 

きっかけはビックデータブームとSDMとの出会い

きっかけは5年位前から始まった世の中のビックデータブームでした。

これが医療情報の世界でも取り沙汰されるようになり、色々な記事を目にするようになりました。

ただ内容が無い。。。。

その当時の電子カルテ(今でもそんなに大きな違いは無いですが。)は同一ベンダーでも、データの持ち方が違い、なにより使用しているマスタがバラバラでどうやってもビックデータにならない状況だったからです。

データ収集・分析基盤の整備・構築などインフラを整える前にビックデータも無いよなぁと、タイトルだけ格好良い記事を見ながらそんな事を考えていました。

そんな折、先日学会でも少し発表させて頂いたSDMに出会ったのです!

各社バラバラのデータを一箇所に同じ形で、しかも本来ブラックボックスになるコアな部分を公開してしまうって発想に衝撃を受けました!

これなら無理だと思っていたインフラ整備が出来るかも知れない!!

これがきっかけとなりDWHをやりたいと思うようになりました。『データ複雑過ぎ!病院毎にデータ違いすぎ!』 から閃き、転職・開発へ!

DWHと言っても最初はパッケージ開発では無く、病院独自のDWHにSDMを使用するプロジェクトをSIとしてやっていました。

そこで感じたこと、

 

データ複雑過ぎ!病院毎にデータ違いすぎ!

これじゃノウハウも活かせないし、カスタマイズが多すぎてシステム構築が高額になり過ぎる。

そんな大きな壁を前に日々悶々としていました。そんな中ふと思いついたのが、もしかしてSS-MIXって使える?

SS-MIXって簡単に言うと厚生省が認可した医療情報の標準的なアウトプット。

そこからの思考がこれ↓

もしかして各病院で複雑でバラバラだったデータが同じ形で出力される?

じゃこれを使って一個プログラムを作れば他の病院でも使える?

って事は高額だった分析基盤構築(インフラ)がパッケージにする事で安価に提供出来る?

そうだパッケージ開発しよう!!

 

こんな考えを受け入れてくれたのがトゥモロー・ネットでして、転職するに至った訳です。(冒頭につながると)

そんな紆余曲折を経てパッケージ開発を進めており、先日の学会発表に至っております。(→詳しくはこちら

今まで難しいと思っていた複数病院の検査結果等を利用した分析を安く簡単に出来るようにする。

そんな思いを胸に日々開発を進めています。

興味を持たれた方お問い合わせお待ちしております。

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