2018.02.16

サラリーマンの節税と資金運用について

 

経理のSakaiです。今回はサラリーマンの節税と資金運用について書きたいと思います。

節税の知識が無いばかりに、損をしている人がたくさんいます。年末調整の書類を整理していると、そう思う事がよくあります。
弊社でも控除の枠をフルに使っているのは私一人です(前職でもそうでした)。
友達と話していても感じますが、税金関係を仕事にしている方以外は、自分で調べようとしない限り知っているようで知らないのかもしれません。また知る機会も殆ど少ないです。
私の場合は、ただ銀行にお金を預けておくのが嫌で調べだしたのがきっかけでした。
ただ、FPの資格はないので素人の話として読んで下さいね。

サラリーマンは入ってくる金額は調整できないので、いかに節税するかで所得が変わってきます。
まず一番メジャーなものから。

1.保険の控除

控除額の上限がある為、たくさん払っているからと言って払った分が控除の対象になる訳ではありません。節税目的なのであれば、契約金額に注意して下さい。控除可能なMAX金額のギリギリを狙う場合は以下の通りです。

保険の種類は3種類あります。

・一般生命 死んだらいくらもらえるという保険 (学資もここに入ります)

・介護医療保険 病気になった時・障害が残った時の補償をする保険

・個人年金保険 国の年金が少ないので自分でも用意しておきなさいという保険

3種類ともそれぞれ年間¥80,000支払う保険契約を結べば、1年で¥40,000×3=¥120,000控除できます。
(※2012年1月1日以降契約の場合です。)

控除の枠を上手く使いたい場合は、保険契約前に必ず保険の種類を確認して下さい。
保険というと、掛け捨てのイメージがありますが、将来の蓄えにできる貯蓄型の養老保険等もあり、期間によりますが銀行に預けるより増えます。
他にも9.11以降地震保険の枠もできました。MAX50,000までの契約金額が控除の対象になります。

保険料控除

 

2.iDeCo(イデコ)

最近CMでも見るので、聞いたことがある方もいると思います。
これは、退職金的なもので、国が老後の生活を保障できない代わりに、個人で退職金を用意すれば、積み立てる金額は全額控除するというものです。運用で得られた利益も非課税となります。
個人で商店等営んでいる方等はまた別なのですが、一般的なサラリーマン(企業年金なしの場合)だとMAX月23,000円積立可能で、金額は各自で設定できます。所得が減った時等は年一回のタイミングで金額変更も、払い込みを止めることもできます。

ただし、積み立てた金額は60歳を超えるまで請求できないので、余裕資金での金額設定が必須です。
(加入期間によっては、65歳にならないと請求できない場合もあるので、予めご確認下さい。)
受け取る際は、公的年金等控除・退職所得控除の対象となります。
運用の種類には、ローリスクローリターンのタイプと、ハイリスクハイリターンのタイプを個人で選択でき、変更することも可能です。

 

3.ふるさと納税

これはもう有名ですね。テレビでも取り上げられ、CMでもよく見るので皆さんご存知かと思います。
所得によって控除金額が変わってくるので、節税目的なら源泉徴収票をもとにシミュレーションをしてちょうどいい金額を寄付して下さい。(ご参考サイト↓)

https://furusatonouzei.yahoo.co.jp/guide/

ふるさと納税についてはあえて説明しませんが、色んなサイトを比較して一番コスパがいいなと思ったのは楽天でした!

 

4.NISA(ニーサ)

これは節税というより投資になります。ただし、年間120万円が投資の上限金額ですが、投資して得た所得が非課税になります。(ご参考サイト↓)

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html

せっかくなので、私はハイリスクハイリターンのタイプを選び、毎月分配金が入ってくるものにしました。
これもiDeCo同様、投資先を自分で選べるので、リスクリターンの程度を自分で決めることができます。元本割れのリスクもあるので、契約前に投資先についてよく調べて下さい。

 

まとめ

以上私が実際にやってみたものです。これを全てやると一年で見ても所得に差が出てきます。10年・・20年と積み重なると結構な金額になります。
ご興味のある方は、メリットデメリットも含めご自分で調べてみて下さい。

 

 

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