Supermicro製品の型番について その3『ざっくり解説シリーズ』数字と記号で製品の形がわかる!構成業務を簡単にするワンポイント 【トゥモロー・ネット テックブログ】
テックブログを読んでいただいている皆様、初めまして!
もしくはご無沙汰しております。クラウドソリューション本部 営業部門所属の大澤です。
このブログは「Supermicro製品の基礎を『ざっくり』学びたい」 という方向けの内容を目指しています。
目次
Intel製CPU専用の筐体(以下Intel筐体)『アルファベットの意味』
さて、第三回は前回の
・Intel製CPU専用の筐体(以下Intel筐体)の型番の数字の意味
の続編として、『アルファベットの意味』について説明します。
例外が多いため、大まかな方向性の示唆ということでご理解ください。
前回の簡単な復習
前回のブログでは型番を
Aブロック-Bブロック-Cブロック
に分けた時は
Aが製造元-Bが形-Cが特徴
を表していて、特にBブロックの数字は重要で、サーバを構成する際に絶対に抑えておかないといけない重要な情報を示しているという話をしました。
例えば
SYS-121C-TN10R
であれば、
Intel製の1Uで2.5インチDiskトレイ搭載&ソケットが2つ&X13世代用
のベアボーンということが読み解けます。
では、今回はそれ以外の
『C-TN10R』 が何を指しているかをご説明します。
Intel筐体の形状・概要の見分け方 Bブロック編
まずBブロックについてるアルファベットですが、
C・H・HE・U・Pの5種類があり、それぞれサーバのシリーズを表しています。
• C = CloudDC
• H = Hyper
• HE = Hyper-E
• U = Ultra
• P = Pxx
ざっくり各シリーズの特徴は下記となりますが、
2023年12月14日にIntel第五世代のCPUが発表となりましたので、UltraやPxxシリーズは終息に向かっていくことが予想されます。
*自社調べ
Intel筐体の形状・概要の見分け方 Cブロック編
Cブロックは大まかにC-1/C-2/C-3の3要素で構成されています。
また、CブロックのアルファベットはCブロック全てで一つの特徴を表しているのではなく、アルファベット一文字で一つの意味を持っています。
たまに2文字で一つの意味を持っている物もあり、さらにはSYSのラックマウント型なのか、SSGなのか、GPUサーバなのか、さらにX11世代以前なのか、X12世代以降なのかによって意味が変わる物もあります。
場合分けしていくと非常に細かくなってしまうので、ここでは
- X12世代以降×SYSのラックマウント型
- X12世代以降×SSG
の物を表にした上で、お客様から頻度高くご依頼いただく筐体に付いている物や要注意のアルファベットを個別に説明します。
要注意項目
R= Redundant Power Supplies
冗長電源が付いていることを意味する型番です。
Supermicroサーバーは基本的には冗長電源が付いています。冗長電源が付いていない商品を誤って選択しないように注意しましょう。
要注意項目
L=IT Mode
H=Hardware RAID
型番の最後にLかHが付いている筐体は、オンボードでHBAカードかRAIDカードが始めから付属されています。LがHBAカード、HがRAIDカードです。またH=HBAと誤って認識しないように気を付けましょう。
その他、たまにCブロックに二桁くらいの大き目な数字が入っていることがあります。
例
SYS-120C-TN10R
SSG-640SP-DE1CR60L など
この場合の数字は搭載できるDiskの本数を示していることが多いです。 特にSSGサーバーを選択する場合はDisk数が具体的であることが想定されますので、Cブロックの数字に注目してください。
この記事のまとめ
復習
・Cブロックのアルファベット単位の意味を覚えるのはとても大変なので本ブログの表を参考に
・お尻にR・L・Hが付いているか気にするとよい
・Cブロックの大き目の数字は搭載できるDiskの数
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トゥモロー・ネット × Supermicroの実績
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次回はAMDサーバの数字とアルファベットの意味を説明予定です。
是非お楽しみに。
この記事の筆者
株式会社トゥモロー・ネット
クラウドソリューション本部
営業部門 大澤
トゥモロー・ネットは「ITをもとに楽しい未来へつなごう」という経営理念のもと、感動や喜びのある、より良い社会へと導く企業を目指し、最先端のテクノロジーとサステナブルなインフラを提供しています。設立以来培ってきたハードウェア・ソフトウェア製造・販売、運用、保守などインフラに関わる豊富な実績と近年注力するAIサービスのコンサルティング、開発、運用、サポートにより、国内システムインテグレーション市場においてユニークなポジションを確立しています。
インフラからAIサービスまで包括的に提供することで、システム全体の柔軟性、ユーザビリティ、コストの最適化、パフォーマンス向上など、お客様の細かなニーズに沿った提案を行っています。
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