PRODUCT
製品紹介
ソフトウェア
Numecent Cloudpaging
クリックするだけで、初期設定済みアプリを利用可能
1度のパッケージ化で、多様化するWindows環境に対応可能
こんな課題を解決
古いアプリケーションが最新Windows上で動作しない
OSをアップグレードしたらアプリが動作しなくなった。 バージョン違いで動作不可になるケースもあり、気軽にバージョンアップできない。
物理PC/仮想デスクトップ上のアプリケーション運用負担
アプリはOSに依存しているため、OSのアップグレードに伴う避けられないアプリの再開発や仕様変更に膨大なコストが発生する。
Windows OS・アプリケーションの利用状況の把握ができていない
企業内のOSやアプリケーションの利用状況が把握できず、不要なライセンスの購入が発生する。PC移行にコストや手間がかかる。
製品概要
CloudpagingはWindowsアプリケーションをパッケージ化し、Windows OSに配信して利用する仮想化技術です。
OSとアプリケーションを分離(コンテナ化)することで、管理・運用コストの削減や先進的なセキュリティ対応が可能となります。
クライアントのWindowsではアプリケーションのインストール作業は必要なく、配信を受けるだけで利用可能となります。またSaaSとは違い物理ファイルが配信されるため、配信後はオフラインでの利用も可能です。
Cloudpaging Studio |
Cloudpaging Server & Enterprise Portal |
Cloudpaging Player |
アプリケーションをパッケージ化 ◆ソースコード改変無し |
パッケージ化されたアプリの配信 ◆詳細なライセンス/利用管理 |
クライアントは配信を受けるだけ ◆アプリインストール作業不要 |
Cloudpagingの主な機能
パッケージ作成 | パッケージ管理・配信ポータル | パッケージ取得・展開 |
インストーラーのキャプチャー 環境変数、レジストリー、ドライバーキャプチャー 仮想化レイヤー設定 配信前、配信後バッチ パッケージの圧縮 Bitshift、AES-256による暗号化 |
ダッシュボード パッケージ管理 ユーザー管理 AD連携・シングルサインオン パッケージ配信 クライアント用エージェント配信 ログ管理 レポート(アプリ別利用状況、ライセンス利用状況) |
ユーザー認証 パッケージ取得・展開 パッケージ利用期限、最大同時利用数制御 差分配信取得 オフライン実行 展開済みパッケージの削除(アンインストール) 動作ログ |
製品の特長と利点
アプリの一元管理
使用するアプリをCloudpagingに一元管理できるため、アプリのバージョン管理が容易になり、利用状況も一目で確認ができます。
アプリごとに利用できるユーザーを制限したり、ネットワークが繋がらない環境ではオフラインで利用することも可能です。
①パッケージングマシンにインストール ②初期設定とパッケージング ③配信 の3ステップ
アプリをパッケージングする手順は非常にシンプルです。あらかじめCloudpaging StudioをインストールしたPCを用意し、アプリのインストーラーを実行して展開されるファイル・レジストリー・ドライバー等をキャプチャーさせます。
次にインストールされたアプリを起動して初期設定を済ませ、設定ファイルごと再パッケージングします。最後にポータルにアップロードすれば、ユーザーがダウンロードして利用開始が可能です。
必要な”モノ”を全て配信
配信されるのはインストール時に作られたファイルだけではありません。C:\windows配下のDLLも、環境変数も、レジストリーも、ドライバーもパッケージングして配信されます。
これらは必要な分のみパッケージングされるため、パッケージが過度に大きくなることもありません。
競合しそうなファイルはサンドボックスに配信
Cloudpagingには配信ファイルの仮想化レベルを設定する機能があり、直接ローカルドライブに配信するか、サンドボックスと呼ばれる仮想フォルダーに配信するか選択ができます。
例えばC:\windows配下のDLLは上書きされると競合問題を起こすのでサンドボックスへ、反対に.NET Frameworkは様々なアプリケーションから参照させたいので直接ローカルドライブへ配信するなど使い分けることが可能です。
ユーザーは一覧からクリックするだけ
ユーザーは特別な準備は必要ありません。
ブラウザーからポータルにログインし、使いたいアプリをクリックするだけですぐ利用開始!
初回のみエージェントのインストールが必要となりますが、こちらも同じポータルからインストールできます。
ライセンスの適正管理にも
Cloudpagingは利用可能なアプリをユーザーごとに制限できます。
またアプリの同時実行数を設定することで、ボリュームライセンスで購入済みの数を超過しないように制限することも可能です。
レポートを確認すればどの程度同時に実行されているかも分かるため、契約ライセンス数が適切かどうかも確認できます。
OSとアプリの完全分離により、マイグレーションに伴うコスト課題を解決
Cloudpagingのコンテナ技術を活用すると、一度パッケージ化したアプリケーションは、新しいOS上でもそのまま利用可能です。
これにより、アプリケーション利用の延命、管理・移行コストの大幅な削減が見込まれます。従来、OSのサポート期限に左右されてきたアプリケーションのサポート・利用期間も、Cloudpagingの技術を用いることで完全に分離させることができます。Windowsクライアントの新しい環境(物理PC、VDI、パブリッククラウドなど)への移行においても、パッケージ化されたアプリケーションは簡単に持ち運ぶことができます。このポータビリティ性により、アプリケーションの導入や管理にかかるコストを大幅に削減することが可能です。
レガシーアプリケーションのセキュリティ対策
Cloudpaging のパッケージ化では、Windows 7 用アプリケーションをWindows 10 上で動作させることが可能となります。配信された古いアプリケーションをCloudpaging 独自技術による完全分離環境 (Layer-4)上で動作させることで、クライアント内のプロセスはアプリケーションモジュールにアクセスすることができなくなります。
レガシーアプリケーション(Java、VBなど)を延命させたい場合や新しいアプリケーションでも、本機能を用いることでセキュリティ対策を行いながら、ユーザーは意識することなくアプリケーションの利用を継続することが可能です。
設定同時配信による導入コスト削減とユーザー利用管理
配信用のアプリケーションは、初期設定やテンプレートを盛り込むことができます。また、配信にはユーザー管理が行えるため、必要な分だけをユーザーに割り当てることができます。開発等で利用するアプリケーション(例 : CAD等)には、インストール以外にもプロジェクト単位での膨大な設定と時間が必要となります。Cloudpagingのパッケージ化機能を用いることで、これらの導入コストの削減や利用ユーザーの限定、契約期間内でのアプリケーションの利用コントロール(削除も含む)を大幅に簡素化します。
製品の活用例
レガシーアプリケーションの導入
複雑なレガシーアプリケーションやカスタムアプリケーションをパッケージ化し、最新のWindows OSに配信。コンテナ化により脆弱性を隠しレガシーアプリケーションを延命。
Windows OSの移行
古いWindows 7やWindows Server 2012から最新OSへ、Cloudpagingを使用してすべてのアプリケーションをリフトアンドシフト可能。
App-Vのサポート終了
MicrosoftはApp-Vのサポート終了を発表。Cloudpagingはこの代替ソリューションとして長期的に利用可能(APP-Vは2026年4月に終了)。
単一のゴールデンイメージの実現
OSとアプリケーションを分離することで、PCのマスターイメージをシンプルなOSひとつに集約可能。セグメントごとの複雑なイメージ管理から解放され、アップデートの手間も低減。
製品のよくある質問
例えばXenApp(Citrix社)はサーバーからの画面転送によりアプリ配信を実現していますので、この仕組みとは全く異なります。
アプリケーションを配信するという点でThinApp(VMware社)、App-V(Microsoft社)と似ていますが、Cloudpagingはドライバーも配信可能、自前の配信サーバーを持っており構築が容易、アプリ利用状況等のレポート出力が可能など利点があります。
またインストーラーの挙動を直接キャプチャーすることでコンテナ化するため、プリスキャン・ポストスキャンが不要で簡単に早く作業が完了します。
オフラインで利用できる期間はポリシーで制限でき、オフラインのまま期間を超えた場合は起動不可能になります。
例えばネームドライセンスのアプリケーションはそのユーザーのみ利用可能にできます。
また、同時利用数(同時起動数)により制限することも可能です。