プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド・プラットフォーム

OKESTROはCONTRABASS(VM基盤)、VIOLA(コンテナ基盤)、CMP(クラウド管理プラットフォーム)を中心としたプライベートクラウド、ハイブリッドクラウドを構築、運用するための製品群です。

こんな課題を解決

01

プライベートクラウド環境を構築したい

仮想化サーバーを一貫したWEBポータルで管理し、ユーザーアカウントを付与してポータル上からVMやコンテナの作成が可能になります。ユーザーはサービスカタログから使いたいものをクリックするだけですぐ利用可能になります。

02

Kubernetesのコンテナ環境を運用したい

コンテナはKubernetesベースで提供しています。業界標準のコンテナ基盤を利用することにより、充実した機能、拡張性、信頼性を得ることが可能です。

03

Kubernetesの技術を持ったエンジニアがいない

WEBポータルからのコンテナ操作は「基本モード」と「エキスパートモード」が用意されています。あらかじめサービスカタログに出来上がったコンテナを登録しておくこともできます。これによりKubernetesに不慣れな方でも、最低限のパラメーターで利用することができます。

04

複数のデータセンターやパブリッククラウドをまとめてリソース管理したい

1か所のプライベートクラウド基盤だけでなく、他の拠点、さらにはパブリッククラウドまで横断的に管理が可能です。これにより日々の管理、アラート監視、リソースの空き状況などをまとめて管理することが可能です。

05

余ったサーバーリソースや、専用に組んだサーバーをテナント貸しして利益を得たい

プライベートクラウドをマルチテナント化して切り出し、アクセス権を制限して他社に提供することができます。利用者がどの程度のリソースを何時間利用したのか管理し、月ごとに請求することで利益を得ることが可能です。

製品概要

OKESTROはCONTRABASS(VM基盤)、VIOLA(コンテナ基盤)、CMP(クラウド管理プラットフォーム)が連動して動作しています。
CONTRABASSがVMの作成と管理を行い、VMWareのようなVM基盤をユーザーに提供します。同時にVIOLAの土台としても動作します。
VIOLAはCONTRABASS VMの上に形成され、ユーザーにコンテナ基盤を提供します。これによりVM/コンテナの粒度が違った仮想化を同時に提供することが可能になります。
CMPは全体の管理とテナント化などを行います。
一般的なx86サーバーに構築でき、最小4ノードからプライベートクラウドを構築できる製品群です。

製品の特長と利点

01

CONTRABASS(VM基盤)

CONTRABASSはHA機能、ライブマイグレーション機能を備えたVM基盤です。仮想インスタンス、仮想ネットワーク、仮想ストレージを一体化したHCI構成になっており、サーバー台数を抑えたコンパクトな構成でプライベートクラウドの構築が可能です。

GUIベースのサーバー仮想化

WEBポータルからGUIベースで利用でき、インスタンス作成/削除、起動/停止/再起動、ライブマイグレーションなどの操作が可能です。

モニタリング

システム全体のCPU、メモリー、ストレージなどのダッシュボード表示、閾値によるアラート発報が可能です。

トポロジー

ネットワークトポロジー、ラック実装図を表示でき、直感的な現状把握や障害個所の特定が可能です。

マルチデータセンター

離れたデータセンターのCONTRABASS同士を連携し、論理的に拡張されたデータセンターとして管理・運営が可能です。

HCI構成

ストレージまで一体化したHCI構成により、少ないサーバー台数でHA構成(冗長構成)が実現可能です。

02

VIOLA(コンテナ基盤)

VIOLAはKubernetesをベースとしたコンテナ基盤です。Kubernetesのフル機能を利用でき、独自のWEBポータルからのGUIベースの操作をサポートすることでKubernetesに不慣れな利用者でも操作が可能です。

マルチクラスター統合ダッシュボード

マルチクラスター環境の様々なデータを収集し、ダッシュボードで一覧表示が可能です。

2種類のワークロード管理コンソール

GUIベースの基本モードと、YAMLベースのエキスパートモードを備えKubernetesに不慣れな利用者でも利用可能です。

03

CMP(クラウド管理プラットフォーム)

CMPはCONTRABASS、VIOLAを管理し、さらにはAWSやAzureなどのパブリッククラウドまで単一のポータルで管理するための統合プラットフォームです。
複数のクラウド基盤を円滑に管理するだけでなく、リソースを切り出してテナント化し、エンドユーザーに提供して利用料を得るプラットフォーマーとして利用することも可能です。

マルチクラウドのリソースを統合管理

ハイブリッドクラウドを含む複数のクラウド基盤と接続し、単一のポータルで統合管理が可能です。

モニタリング機能

統合したクラウド基盤をダッシュボードやラック図に表示し、横断的に管理が可能です。

統合ポータルは多要素認証と役割(ロール)により制限

ワンタイムパスワードや接続元IP制限により不正アクセスをブロック。ログイン後も役割(ロール)によって操作が制限でき、セキュリティー確保だけではなく安定した運用にも役立ちます。

マルチテナント

クラウド基盤のリソースを切り出してユーザー企業と結び付け、利用料を得るBtoBビジネスを開始することが可能です。

製品の活用例

VM、コンテナ両方のプライベートクラウドを構築

ひとつのソリューションでVM基盤(IaaS)、コンテナ基盤(PaaS)両方のプライベートクラウドを構築。

Kubernetesを
もっと簡単に操作

専門知識が必要なKubernetesを、ブラウザーのWEB UIからマウスで管理、運用。

複数のクラウドを
一括管理

複数のプライベートクラウド、複数のパブリッククラウドをまとめて同じポータルで管理。

製品のよくある質問

OKESTROを構築するためにサーバーは何台必要ですか?

最小4台から構築可能です。4台でHA構成になっており、求めるスペックに応じて1台ずつサーバーを追加できます。

サービスカタログにはどんなものがありますか?

サービスカタログは導入後にお客様で追加することができます。例えばワードプレスのコンテナを作りサービスカタログに登録する、お客様独自のサービスを構築して登録するなど自由に追加可能です。

ロールはどのような制限ができますか?

VIOLA(コンテナ基盤)のみアクセス可能、CONTRABASS(VM基盤)のみアクセス可能、または参照のみ可能、など細かく設定できます。