2017.07.28

4K映像制作の課題と解決策

クラウドソリューション事業部のYoshinoriです。
今回は先日Interopに展示しておりました4Kの映像制作について、課題事項と解決策をご紹介したいと思います。

そもそも、4K映像とは?

フルハイビジョン※1の4倍のきめ細かさで表現できるテレビのことです。

4K映像制作

従来のテレビは、大画面になるほど1画素あたりの面積が大きくなり、画素の粗さが目立つという課題がありました。
そこで、4Kテレビでは、フルハイビジョンの4倍の画素数でこの課題を解決。
大画面で見ても、画素の粗さが気にならなくなりました。
高画質を大画面で楽しむなら、4K対応テレビがおすすめです。

※4K映像を視聴するには、テレビ放送自体が4Kに対応していないと見られません。

※1 現在のハイビジョン放送/Blu-ray Discでの映像の最大サイズである、「1920×1080ドット」のこと。

フルハイビジョンの4倍のきめ細かさで表現

引用:https://panasonic.jp/viera/4k_faq/page001.html

今回はその中で、4K映像のインフラに関して二つの課題をクローズアップし、解決策も併せてご紹介いたします。

課題その1:ワークステーション 負荷増

解像度がHD(ハイビジョン)の4倍+フレームレートが2倍になり、旧型のワークステーションでは、処理性能が低いという課題があります。

【解決策】
弊社ご提案の最新Intel Skylate / AMD EPYC CPU・メモリ・ビデオカードなどを搭載することにより、で処理能力の向上が可能です!

シリーズ名 従来品
Intel Broadwell-EP
最新
Intel Skylake-SP
最新
AMD EPYC 7000
ダイサイズ 456m㎡ 677m㎡ 195m㎡ x 4
インターコネクト(Max)
バンド幅(Max)
QPI 20 lane x 2
38.4 GB/s x 2
UPI 20 lane x 3
41.6 GB/s x 3
PCIe 16 lane x 4
37.9 GB/s x 4
TDP 55ー145W 70ー205W 120ー180W
コア数 4ー22 4ー28 8ー32
LLC(Max) 55 MB 38.5 MB 64 MB
メモリ容量 1.5 TB 1.5 TB 2 TB
チャンネル数
速度
4 channels
DDR4-2400
6 channels
DDR4-2666
8 channels
DDR4-2666
PCIレーン数 40 PCIe 48 PCIe 64 PCIe

課題その2:ストレージ 負担増

外付けHDD増設の運用だと、必ず置き場所や電源が必要になります。
そうこうしていると、“電源タップがぐちゃぐちゃ”になる恐れや、“データ転送速度が遅い”という課題が発生します。

【解決策】
弊社ご提案の、広帯域 + 容易に拡張可能なエンタープライズストレージでデータ転送速度の問題を解決します!
先日、弊社ラボで実際に測定した検証結果をアップします!!

高速なストレージとしてNexenta、ネットワークはPluribusを使用しました。
アプリケーションによって、多少の差はございましたが、以下が検証結果になります。

~Blackmagic Disk Speed Test~
検証結果:WRITE 779.9MB/s , READ 1001.2MB/s
ストレージ検証Blackmagic Disk Speed Test

~SMB接続:AJA System Test検証~
検証結果:WRITE 756MB/s , READ 852MB/s
ストレージ検証Blackmagic Disk Speed Test

以上、弊社では4K対応用のストレージやワークステーションなどを取り扱っておりますので、何か課題事項がございましたら、お気軽にお問い合わせください!
弊社 社員一同、精一杯に対応させていただきます。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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