2017.09.01

経理に役立つ資格と資格取得の秘訣

経理に役立つ資格と資格取得の秘訣

こんにちは、経営管理部のSakaiです。
世の中にはありとあらゆる資格が溢れ返っていますが、その中で経理に関する資格もまた多数存在します。
どの資格試験を受験するか、何からどのように勉強するかは正解がありません。

私は、最初に日商簿記2級にチャレンジしました。
全く知識がないところからのスタートだったので、3ヶ月間、平日学校に通い、集中して勉強しました。
その講座は初心者向けだったので、全く知識がなくても問題ありませんでした。
それでも、やる気がなく、なんとなく講座を受けていくうちに、ついていけなくなって休みがちになり、最終的には来なくなる方もいらっしゃいました。
簿記は頑張れば受かる資格ですが、頑張らないと受かりません。

その講座で先生がおっしゃった言葉を今でも鮮明に覚えています。
それは、「たかが簿記、されど簿記。人生変わるから騙されたと思って受けてみろ。」という言葉です。

当時の私は半信半疑でしたが、とりあえず言葉通りに日商簿記2級を受けてみたところ、合格しました。
この経験で私の人生観が180度変わりました。

合格後、先生にお会いする機会があり、「先生の言葉は本当でした!」と伝えたところ、「その調子で他の資格も受けてみろ」と勧められました。

私は、勉強スイッチが入っているうちだと思い、受けられる資格は全て受けてしまう事にしました。
日商簿記2級に合格してから、1ヶ月後に全国経理教育協会 簿記能力検定試験 (全経簿記)1級、そのまた1ヶ月後に建築業計理士2級を受験し、無事合格することが出来ました。

一概には言えませんが、全経簿記1級と建築業計理士2級は、日商簿記2級と学習内容が被っており、難易度も同じくらいなので問題集を解くという勉強方法で十分だと思います。
ですが、その試験によって使う言葉の言い回しや問題の傾向が違うので、ひたすら過去問などを解き、慣れる事が合格の秘訣だと思います。

◇経理に関する資格の違い

それぞれの資格の違いについて簡単に説明します。

日商簿記検定

簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能で、この習得度を測るのが、日商簿記検定試験です。 簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立つと考えられます。

 

全国経理教育協会 簿記能力検定試験 (全経簿記)

全経簿記は、公益社団法人全国経理教育協会が行っている簿記能力検定試験です。日商簿記と同じく、企業で経理事務を担当する予定のある方には有効なスキルアップ試験と言えるでしょう。 転職活動においては日商簿記のほうがブランド力は高いですが、日商簿記の予行演習として受けたり、自分のスキルや知識に自信を持つために受けたりするのもいいでしょう。それから、全経簿記上級に合格すると税理士試験の受験資格が付与されるのも大きなメリットです。

 

建築業計理士

建設業を営む会社で経理をする上で必要な知識、処理能力の向上を図ることが目的で、建築業界での特徴的な経理処理を学ぶことができます。 しかも1級・2級取得者ともなると会社の公共工事の入札資格の条件にもなる位会社にとって大きな影響力を及ぼす資格となります。

 

私が現在勉強中の経理に役立つ資格としては下記があります。

 

FASS検定

https://www.cfo.jp/fass/

経理・財務の実務的なスキルレベルを測定する為の検定です。
月次の経理処理から決算業務の進め方、各種税金の申告など、実務に直結した知識を基礎から身に付けることができるのが特徴です。
また、出題内容が経理・財務の仕事の範囲ほぼ全てを網羅するほどの広範囲に渡っている為、自分に経理・財務の仕事をする上でどの分野の知識が不足しているのか洗い出しに役立つ点も大きな特徴です。

 

これから経理の資格取得を考えている人に参考になれば、幸いです。

 

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