2018.08.24

VMware Virtual SAN(vSAN)システムについて

営業部の竹内です。
Supermicroやその他の製品紹介・販売を行っております。

さて、今回はVMware Virtual SANシステム(以下vSAN)についてお話したいと思います。
先日お客様にご提案しご採用いただきましたシステムですが、あまりエンジニアチックな話はできないため概要やメリットなどの話となります。

さて、最近営業周りでお客様のところに行くとよく出るvSANというキーワードですが、
一般的に、仮想化基盤を構築する際は大きなコスト負担となる共有ストレージを導入することが必須とされています。ですが、vSANを導入すれば、そうした共有ストレージを導入する必要がなくなります。

vSANには下記のような特徴があります。
①x86サーバに搭載されたディスクを利用したデータストア
②柔軟な拡張性
③vSphere Web Clientで簡単操作・簡単管理

vSANはx86サーバに内蔵しているSSDやHDDを仮想的に束ねて、ひとつのデータストアとすることができ、スモールスタート(3台から)からはじめられ、導入後に「性能がもっと欲しい!」「容量もっと増やしたい!」ということがあってもスケールアップ、スケールアウトの両方に対応できるので柔軟性があります。
また、基本的な機能は皆さまが慣れ親しんでいるvSphere Web Clientから操作できますので、ストレージポリシーは仮想マシン単位で運用しながら変更でき、仮想マシンを無停止で実行、管理を行えます。導入ハードルがかなり下がりますね。

次にvSAN構成キャパシティディスクは従来のHDD構成だけでなく、ハイブリッド構成、オールフラッシュ構成が可能です。また、キャッシュディスクを用意することで、キャパシティディスク(HDDの場合)から直接読み込むと時間がかかるというボトルネックを回避できます。キャッシュディスクは、SAS/SATA、PCI Express、NVMeといったインターフェースのSSDが必須となります。今後、3D Xpointも対応を予定していますので更に高速になること間違いなしです。
ちなみにお客様にご採用いただきました構成はオールフラッシュ構成です!
今回オールフラッシュ構成を採用した理由としては、SSDの性能面はもちろんのこと、HDDと比べても消費電力が低い、排熱効率の良さ、故障率の低さなども考慮し、今後のことを考えた結果オールフラッシュモデルとなりました。このところSSDの価格が下がったことも理由の一つです。ちなみにオールフラッシュ構成の場合のネットワークは10Gbが必須(のみサポート)となります。

導入簡単・運用が簡単・操作簡単なvSANは今後多くの企業様から興味がもたれること間違いなしです!
ご興味があればお問い合わせ頂ければ幸いです!
また、vSANにはvSAN ReadyNode(認定ハードウェア)というものがあり、構成を考えるのは「めんどくさいよ~」という方向けにサーバOEMベンダより提供される VMware Vitrual SAN 推奨構成から選択も可能です。(主要大手サーバベンダー15社くらいあります)
更にご要望に応じたスペックとなるよう個別にカスタマイズすることも可能です。

もちろん、SupermicroにもvSAN Readyノードはございます。ご興味があればご一読ください!
Supermicro® VMware仮想SAN統合ソリューション
https://www.supermicro.com/solutions/VMware_VSAN.cfm

※導入しました案件の詳細につきましては後日弊社HPにvSAN導入事例を掲載予定です!

 

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