ブロックチェーンと投票システム
こんにちは、情シスのJangです。
ブロックチェーンといえば仮想通貨を連想する人が多いと思いますが、今回はブロックチェーンを投票システムに活用しているケースを調べてみました。
まず、ブロックチェーンはセキュリティを最優先とする金融界で注目されている新しいデータベースの保存方法です。
取引内訳が多数の独立した取引当事者のコンピュータに同じように保存される、いわゆる「分散型帳簿技術」です。
中央サーバーにすべての取引の履歴が保存されている既存のシステムとは異なり、基本的に情報操作の可能性を遮断されます。
帳簿対照タイミングになると多数が持っている情報と照合されることによって、偽造・変造が判別され自動的に修正されます。
たとえば、ハッカーが100台中30台を改ざんしても、残り70台の情報と照合し、多数のコンピュータに残っている情報に修正されます。
ブロックチェーンの技術が適用された最も有名なシステムが、まさに皆さんがよくご存知の仮想通貨「ビットコイン」です。
このブロックチェーンを活用すると、スマートフォン1クリックで安全かつどこからでも投票できるので、複雑で時間がかかるような在外国民投票や不在者投票がなくなるかもしれません。
さらに、投票管理にかかる費用が飛躍的に減少すると言われています。
すでに政党レベルでは、スペインフォーデモス政党、デンマーク自由同盟党などがブロックチェーン投票システムを使用しており、人口130万のエストニアのでは、国家レベルでブロックチェーン投票システムを開発していました。
国 | 適用分野 | 適用規模 | 効果 |
スペイン | 堂内意思決定 | 中・小規模 | 市民参加増加 |
エストニア | 議会選挙 | 国家的規模 | 投票率増加 |
オーストラリア | 政策に関する意思決定 | 中・小規模 | 市民参加増加 |
デンマーク | 党内投票 | 中・小規模 | – |
アメリカ | 党内大統領候補選定 | 中・小規模 | 投票手続きの簡素化 |
ウクライナ | 請願と諮問投票 | 中・小規模 | – |
韓国 | 住民提案公募事業審査 | 中・小規模 | 市民参加増加 |
※韓国National Information Society Agency Report 2017
近い将来、投票所ではなく、スマートフォンでの投票も夢ではないかも知れません。