クラウドVDI導入の際に抑えておきたいレガシーアプリの継続活用 ~AVDの活用とWindows 10 リプレースの対策に迫る~【セミナーレポート】

本セミナーでは、「クラウドVDI導入の際に抑えておきたいレガシーアプリの継続活用 ~AVDの活用とWindows10リプレースの対策に迫る~」というテーマで日本マイクロソフト、Numecent、トゥモロー・ネット三社のエキスパートが登壇しました。
日本マイクロソフトは日本国内でも大きく導入が進む、パブリッククラウド型仮想デスクトップソリューションであるAzure Virtual Desktop (AVD)の導入効果や浮かび上がってきた課題、よりよいアプリケーション管理への向き合い方に関してご講演いただきました。
Numecentとトゥモロー・ネットはAVDなどのクラウドVDI環境で200万を超えるユーザーを持つ米国Numecentの独自技術であるアプリケーション仮想化製品「Cloudpaging」の導入事例とそのテクノロジーについて解説しました。
このブログでは、資料を抜粋しながら、セミナーの内容を簡単にご紹介します。
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ウェビナー開催背景の説明
冒頭に、株式会社トゥモロー・ネット 小宮より、本セミナーでご紹介するソリューションが、企業のDX推進にいかに貢献ができるかについて開催背景とあわせてご説明しました。

AVD 大量採用で見えてきたクラウドVDIの本質的なメリットと新しいチャレンジ(日本マイクロソフト株式会社 高添 修氏)
次に、日本マイクロソフト株式会社 高添 修氏より、登場から4年、ワークスタイル変革や COVID-19対策で一気に採用され、パンデミックが落ち着いた今でも多くの企業や教育機関で導入が進むAVDについてのご講演いただきました。本セッションでは、オンプレミスVDIをAVD化することのメリットをデモを交えて解説し、併せてVDIをもっと便利にできるアプリケーション管理への向き合い方についてもご説明頂きました。
はじめに
VDIの基本的な構成とあわせて、導入の負荷、管理の負荷、初期コスト、テクノロジーのライフサイクルによる陳腐化、VPNの枯渇等の顕在する課題を挙げました。

AVDとは
AVDはWindows、Office、Azureを提供しているマイクロソフト社ならではのサービスです。
特にMicrosoft 365のライセンスをお持ちのお客様は、AVDのコントロールプレーンをすぐにお試しいただける権利をお持ちの可能性もあるので注目です。

AVDは最近追加された機能も含めて、シンプルでありながらVDIとしての必要な機能を継続的に追加しています。これらの監視はAzureの監視機能で一元化することが可能です。

デモを交えてのご紹介
さらに、管理者様やユーザー様が実際ご利用いただく画面をデモを交えてご紹介しました。

多くのお客様でAVDの採用も増えつつあり、現在ではAVDはAzureのビジネスの柱になっています。

最後に~VDI長年の夢を実現するための提言~
最後に、アプリ仮想化というVDI長年の夢を実現するための提言をいただきました。

今だから求められるクラウドVDIとアプリケーションデリバリー(Numecent社 依田氏)(トゥモロー・ネット 小宮)
Numecent社 依田氏とトゥモロー・ネット 小宮のジョイントセッションでは、アプリケーションをコンテナ化し、MicrosoftのAzure Virtual Desktop(AVD)やユーザーが利用する物理PCに配信を可能にするNumecent Cloudpagingについてご紹介しました。
Cloudpagingについて
現在、多くの企業ではテレワークでの作業も増え、オフィス環境での仕事と変わらないリモート環境を社員に提供する事が求められています。そのような中でAVDのようなクラウド上にデスクトップ環境を構築しユーザーへ提供するクラウドVDIを利用するユーザーは増加傾向にあります。
Cloudpagingはアプリケーションのコンテナ化と配信を行うソリューションで、AVD環境や物理PCへアプリケーション配信・管理を一元化する事が可能です。クラウドVDIや物理PCなど、様々なWindows環境において、アプリケーションをコンテナ化し運用管理することで、企業インフラにとっての多くの課題を解決することが可能となります。
具体的な事例(海外)
レガシーアプリケーションの継続利用、コンテナ化によるアプリケーショントラブル回避、肥大化する仮想デスクトップマスターイメージの解消、Windowsマイグレーションに伴う移行作業の軽減など、具体的な事例を通してご説明しました。

Cloudpaginで実現できること&代表的なユースケース
また、Windowsアプリケーションの管理で抱えられている課題に対しても、Cloudpagingのパッケージ化により実現できるポイントと、Cloudpagingアプリケーション仮想化をご利用いただく代表的なユースケースをご紹介しました。


具体的な機能説明
次に、Cloudpagingの構成と合わせて、アプリケーション配信を実現する中核技術、Cloudpagingのセキュリティ対策のイメージ、利用ユーザー権限管理等の機能を詳細に解説し、具体的な機能を説明しました。メリットの一例として、一括括配信での更新作業を実現し、インストールの負担を軽減。問題発生時も迅速に対応し、アップーデートのコストを大幅に削減できることをご紹介しました。


国内事例(製造業)
最後にCloudpagingをご利用いただいている、国内の製造業のお客様の導入事例をご紹介しました。

今回のウェビナーには大変多くの皆様にご参加をいただき誠にありがとうございました。
Cloudpagingについて問い合わせ先
ご紹介しましたCloudpagingによるアプリケーション仮想化にご興味を持っていただきました方は、こちらからトゥモロー・ネットまでお気軽にお問合せください。
ご希望がございましたら、本ウェビナーでお見せできなかったデモを交えてご説明いたします。

この記事を書いた人

株式会社トゥモロー・ネット
トゥモロー・ネットは「ITをもとに楽しい未来へつなごう」という経営理念のもと、感動や喜びのある、より良い社会へと導く企業を目指し、最先端のテクノロジーとサステナブルなインフラを提供しています。設立以来培ってきたハードウェア・ソフトウェア製造・販売、運用、保守などインフラに関わる豊富な実績と近年注力するAIサービスのコンサルティング、開発、運用、サポートにより、国内システムインテグレーション市場においてユニークなポジションを確立しています。
インフラからAIサービスまで包括的に提供することで、システム全体の柔軟性、ユーザビリティ、コストの最適化、パフォーマンス向上など、お客様の細かなニーズに沿った提案を行っています。